マージンコールとロスカット
FX取引を行う上で、ある失敗によって大きな損害をしてしまうことがあります。
それを防ぐために定められているのが、マージンコールとロスカットです。
ロスカットについては、先ほどお話しした通りです。
ロスカットが適用されている以上はいくら自分では取り返せると思っていても、大きく損害が出る場合は強制的に決済されてしまいます。
では、マージンコールとは何でしょう。
マージンコールとは、担保として預けた証拠金の金額に対して、現在のFX取引での損額が大きくマイナスになっている場合、追加の保証金を勧告するものです。
マージンコールを受けても保証金の追加が見られない場合はロスカットへ踏み切られてしまい、結果的に損してしまうので注意が必要です。
レバレッジによるリスク
レバレッジとは、自分の保証金に対して倍率をかけ、その倍率分の損得計算によって利益の倍増を狙うものです。
では、ここで例題を出します。
Aさんは保証金10万円でレバレッジ10倍で取引会社と契約したとします。
このとき、レバレッジによって取引金額は100万円です。
続いて、そのまま1ドル100円でドルを購入したとします。
すると、手持ちは1万ドルになります。
しかし、売却時に1ドル80円にまで下がってしまうと、Aさんの損害額はいくらになるでしょうか。
答えは、20万円です。
レバレッジを10倍と高く設定してしまったために、損した場合は損害額へ大きく倍率がかかってしまいます。
このように、レバレッジをかけることはハイリスクハイリターンであることを忘れないようにし、初心者のうちは低倍率のレバレッジで取引をするようにしましょう。